間接法で減価償却処理していた車両を売って収益が出た仕訳の元帳(総勘定元帳)への転記です。
元帳は勘定科目ごとに設けます。今回の仕訳には4つの勘定が出てくるので、元帳も4つ出来ます。
「車両減価償却累計額」は評価勘定、「現金」と「車両」は資産勘定、「車両売却益」は収益勘定です。
まず、仕訳の左側(借方)に車両減価償却累計額700,000とあるので、評価である車両減価償却累計額が70万円減ったのが分かります。
評価の車両減価償却累計額が70万円減ったので、元帳(車両減価償却累計額)の左側(借方)に700,000と記入。
摘要には仕訳の相手勘定である「車両」と「車両売却益」をまとめた「諸口」を記入。
次に、仕訳の左側(借方)に現金350,000とあるので、資産である現金が35万円増えたのが分かります。
資産の現金が35万円増えたので、元帳(現金)の左側(借方)に350,000と記入。
摘要には仕訳の相手勘定である「車両」と「車両売却益」をまとめた「諸口」を記入。
次に、仕訳の右側(貸方)に車両1,000,000とあるので、資産である車両が100万円減ったのが分かります。
資産の車両が100万円減ったので、元帳(車両)の右側(貸方)に1,000,000と記入。
摘要には仕訳の相手勘定である「車両減価償却累計額」と「現金」をまとめた「諸口」を記入。
そして、仕訳の右側(貸方)に車両売却益50,000とあるので、収益である車両売却益が5万円発生したのが分かります。
収益の車両売却益が5万円発生したので、元帳(車両売却益)の右側(貸方)に50,000と記入。
摘要には仕訳の相手勘定である「車両減価償却累計額」と「現金」をまとめた「諸口」を記入。
各元帳の年月日には取引日、仕丁には仕訳帳のページ番号を記入します。
これで、間接法で減価償却処理していた車両を売って売却益になった仕訳の元帳への転記が出来ました。
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