売上原価と商品売買益の計算

繰越商品(資産勘定)、仕入(費用勘定)、売上(収益勘定)の3つの勘定を用いた3分法で商品売買の取引を記帳していた場合の売上原価と商品売買益の計算方法です。

 

売上原価と商品売買益を計算するには、まず期末の商品有高を調べます。(棚卸)

 

売上原価の計算

売上原価は期首商品棚卸高(前期繰越高)に当期商品純仕入高を足したものから期末商品棚卸高を引いたものが売上原価になります。

計算式で表すと、

期首商品棚卸高(前期繰越高)+当期商品純仕入高-期末商品棚卸高=売上原価

です。

 

商品売買益の計算

商品売買益は当期純売上高から売上原価を引いたものが商品売買益になります。

計算式で表すと、

当期純売上高-売上原価=商品売買益(売上純利益)

です。

 

 

例えば、期首商品棚卸高が2万円、当期純仕入高が10万円、期末商品棚卸高が3万円、当期純売上高が12万円の場合の売上原価と商品売買益を計算すると・・・

 

売上原価は

20,000+100,000-30,000=90,000

で9万円。

 

商品売買益は

120,000ー90,000=30,000

で3万円となります。