商品10万円をクレジット決済で販売した時の仕訳です。
クレジット決済で販売した時はクレジット売掛金という資産の勘定で記録します。
クレジット売掛金の額は売上高からクレジット会社に支払う手数料を差し引いた額になります。
今回の事例は決済手数料を売上の3%で計算することにします。10万円の3%は3,000円なので手数料は3,000円、クレジット売掛金は9万7,000円となります。
では、仕訳です。
まず、商品10万円をクレジット決済で販売したので、資産であるクレジット売掛金が増えました。金額は手数料を差し引いた9万7,000円です。
資産のクレジット売掛金が9万7,000円増えたので、仕訳の借方(左側)はクレジット売掛金97,000となります。
次に、クレジットの決済手数料が3,000円なので、費用である支払手数料が3,000円発生しました。
費用の支払手数料が3,000円発生したので、仕訳の借方(左側)に支払手数料3,000を加えます。
そして、商品を10万円販売したので、収益である売上が10万円発生しました。
収益の売上が10万円発生したので、仕訳の貸方(右側)は売上100,000となります。
借方(左側)にはクレジット売掛金と支払手数料2つの勘定科目があるので、諸口と記入しておきます。
これで、クレジット売掛金97,000+支払手数料3,000=売上100,000となり仕訳の貸借(左右)が同じ金額になります。
仕訳帳の年月日欄には取引日を、元丁欄には勘定科目ごとにつけた任意の番号を、仕訳勘定の下には「商品をクレジット決済で販売する」などと取引内容を記入しておきます。
以上で、クレジット決済で商品を販売した時の仕訳ができました。