勘定式と報告式の損益計算書のうち報告式の損益計算書についてです。
報告式の損益計算書は上から順番に売上高、売上原価、販売費及び一般管理費、営業外収益、営業外費用の順に示し最後に当期純利益を示す書式です。
20××年〇月●日～□月●日までの収益が売上100万円、受取利息1万円。費用が原価70万円(内訳：期首商品残高10万円、当期商品仕入高80万円、期末商品残高20万円)、給料13万円、広告宣伝費2万円、交通費1万5,000円、消耗品費1万円、雑損500円だった場合の報告式損益計算書です。
まず、売上は100万円なので一番上に売上高1,000,000と記入。
次に、売上原価は70万円で内訳は上記の通りなので、期首商品棚卸高100,000、当期商品仕入高800,000を記入し合計900,000となります。
その下に期末商品棚卸高200,000を記入し差し引いた金額700,000を記入します。
売上総利益は売上高から売上原価を引いた300,000となります。
次に、販売費及び一般管理費にあたる費用は給料、広告宣伝費、交通費、消耗品費なので各項目と金額を記入します。
各項目の金額の合計175,000を記入し、売上総利益から引いた125,000が営業利益となります。
次に、営業外収益にあたるのは受取利息なので、受取利息10,000を記入します。
営業外費用にあたるのは雑損なので、雑損500を記入し営業利益に営業外収益である受取利息を加え、営業外費用である雑損を差し引いた134,500が当期純利益となります。
以上で報告式の損益計算書ができました。
